ヘトヘトブログ

B級洋画や小説の感想を書くブログ→の予定だったが、他の趣味についても書いていく

フィフティ・シェイズ・ダーカーはぬるい!!

「フィフティ・シェイズ」シリーズは全3部作だが、TSUTAYAで宣伝されていたので2作目の「フィフティ・シェイズ・ダーカー」だけ見てみた。理由は後述するが他の2作を見ることはないと思う。

あらすじ

平凡な女性がSM趣味のある大富豪と恋に落ちる話

 

感想

全体的にぬるい作品だった。恋愛映画にしては感情の揺れの描写が少なすぎる(というよりもほぼない?)。官能映画にしてはエロさが足りない。変態映画にしては変態さが足りない。正直なところ、官能や変態を求めるならば同じようにR18指定のジャパニーズアダルトビデオを見たほうがずっといいのではないかと思う。

サスペンスが売りだとどこかに書いてあったが、サスペンスはあったか?

 

1番がっかりだったのは、SMプレイがあまりにぬるい。

ハリウッド女優にハードなSMプレイを求めてはいけないのは重々承知だが、あまりにソフトすぎて、クリスチャンがド変態サディストだというこの話の核であろう部分があまり伝わってこなかった。そしてそのために、アナスタシアの「変態のクリスチャンと恋すること」についての葛藤もほとんど伝わってこなかった。

 

この映画には原作の官能小説があるようだが、果たしてこんなにも予算をかけてユニバーサル配給で映画化する必要があったのだろうか。もっと無名の俳優・女優を起用して低予算でB級映画として制作した方が、よりクリスチャンのSM趣味を鮮明に描くことができて変態性や官能性に特化したおもしろい映画になったのではないかと思う。