Amazonプライムで「インスタント沼」という映画を見た。
すばらしーいB級映画だった。
この映画で主人公のハナメ役を演じている麻生久美子が、なんだか妙にかすみ果穂(もう引退した○V女優)に見えてくるぐらい何かをこじらせている私にはとても楽しめた。
主人公のハナメは元々雑誌の編集の仕事をしていた。出版業界への就職はかなり難しいこと、年齢が30歳前後(でありながら編集長)だったことを鑑みると、ハナメは元々エリートの部類だったと分かる。そのように考えるとハチャメチャで、キンキンうるさくて、何だかよく分からないハナメの行動がどこかすっと腑に落ちる。
ストーリーに脈絡も自然さもなく、普通はどの登場人物にも深く共感することはできない。沼に浸る気分で、映画に浸るのが正しい鑑賞の仕方だと思う。